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月曜日の上野公園は
美術館休館などの関係で
人出がぐっと少なく
閑古鳥だよと
複数の方から
愛ある忠告を受けていたにもかかわらず
家にいてもヒマだし
予約も入れちゃったし
気付くと足は東京都美術館に
向かっていました。


覚悟はしていたので
お客さまが少ない(いない)のは
気にならず
それでも言葉を交わす機会を得た方もあり
私は今日ここへ来て
よくないことなんて
ひとつもなかったのです。


ただ、文字通りの一騎打ち
あたまとおわりが
私と一対一になってしまった
不幸なお客さまがあり
「この方の貴重な15分を
台無しにしてしまったかどうか」
という問いにボー然としながら
帰路についてます。


お名前をききそびれてしまいましたが
あなたさまの男気を決して無駄にせぬよう、
これからも精進いたします。
そして月曜の予約は
お客さまを不幸に陥れる可能性があることを
考慮のうえ、慎重に行ないたいと
思います。


あと、タイトルの「悲しい諭吉」ですが
こちらは少し離れた喫煙所から
ひそかに観ていてくださった
ご婦人があり
「○×★で◎◆だから・・・」
みたいなことおっしゃりながら
私の帽子にやわらかきものを
投げてくださいました。
「ああ、観ていてくださった方が
他にもあったんだ」
と深謝、
しゅくしゅくと後片付けをし
さあ、ほとんどが見せ金の
投げ銭でもしまうかなと
ふと帽子をみると
英世ではなく
なんと諭吉が横たわっているではありませんか。
大変なことをしてしまったと
こころに緊張が走りました。


ひとさまから
貴重な15分なり30分をいただくこと
ひいては諭吉を
もらいうけるということは
いったいどういうことなのか
自問しながら
頭ぢゃなく
カラダで答えをだし
お返ししてゆかねばならないと
肝に命じました。


ということで
諭吉であろうと英世であろうと
アルミの銀貨であろうと
かれらがよろこんで
住みかを変えたと思えるような
そんなだしものを
わたしはやりたい。
けんじ。


お写真は
私の窓辺で微笑む美輪さまです。
萎えそうなこころも
しゅっといたします。



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プロフィール
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ツヂバデルコ
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非公開
自己紹介:
私たち、ツヂバデルコです!
写真右が姉ももえんぬ(辻桃江)
左がよしえんぬ(辻良江)
毎月1~2回のペースで
主に初台オペラシティ内サンクンガーデンに出没致しますのよ。
ご要望、ご用命があらば全国各地アナタの街にも参ります!!
どうぞよろしくお願いします!!

メールはこちらまで☆
momoano@gmail.com
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