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ベルリンより特急列車で約3時間半、
ヴッパタールという街へいってきました。
タンツテアターという
ダンスと演劇を融合したような
新しい表現をつくった
ピナ・バウシュという
世界的なダンサーであり振付家の
ホームグラウンドとなる劇場があるのです。
こじんまりとしたとてもよい劇場で
プログラムは「カフェ・ミュラー」と「春の祭典」、
2年前に東京で観たものと同じでした。
やはりホームグラウンドという親密感がありましたが
日本の大劇場で安い席で遠くから観た時と
すばらしさは変わりませんでした。
彼女がこの春になくなってから
初めての上演ということもあってか
客席は満席でしたが、
カーテンコールで
振付家の姿がみられない以外は
本当にいつもと何も変わらない
すばらしい舞台でした。
彼女の遺言に、
これからも上演をつづけてゆくことを希望すると
あったとききました。
新作は観られなくても、
舞台はこれからも続いてゆくのだなと、
しみじみと帰路につきました。
お写真は、
ヴィム・ヴェンダース監督
「都会のアリス」にも出てきた
ヴッパタールをゆっくり走るケーブルカーです。
9月5日から9日まで
プラハ在住の人形作家である友人のお宅に
お邪魔してきました。
ベルリンから国際電車で約5時間、
妹と姪とともに10年ぶりのチェコ共和国の土(石?)を踏むことができました。
友人が人形を納めている人形屋さんにおもむき
無理を言ってお店の前で
パフォーマンスを二まわし、敢行して参りました。
チェコは、モジャモジャ、ビラビラ、グラグラ、
たくさんの層と縁取りにとりまかれた
魅惑的な迷路みたいななぞなぞみたいなムードが
街にもアートにもあります。
のんびりとしていて素朴だけど
過剰に複雑な一面があります、森みたいに。
そういった、その国特有のムードは
住居や食べ物や人々の生活などに
密につながっているのだなあ、とあらためて感じました。
そして、日本人であるわたしが
作品をつくるとき
一体どんなムードをひきつれて来るのだろうと
想像してみたりしました。
お写真は、友人が近所の公園の木の根元に作った
チェコを表現して余りある小人のお家です。
この感じが、たくさんのマテリアルのミルフィーユが
非常にチェコだと思います。
なんとか無事に終えることができました。
暑いなかを応援してくださったみなさま
足をとめてくださったみなさま
本当にありがとうございました。
依然として難解、
これを公園でやる必要はあるのかとの
ご意見は多いものの
公園で会ってことばを交わさせていただいたかから
得たヒント、教えられたことは数知れず底知れず。
やはり劇場でやるのとは
そこが大きな違いで
私にはなんとも味わいぶかく、
つい足がお外へ向いてしまう日々でした。
秋、すずしくなったらまた
戻りますので
あはよくばお忘れなきよう・・・
またお会いできるのを
楽しみにしております。
お写真は
上野公園に敬意を表して
子パンダさんです。
眼がなんとも獰猛なかんじで
油断なりません。
みんながどうして「カワイ~」と言えるのか
わかりません。
獅子がしらのようなマスク(写真参照)は、
いったいなんのイキモノなのですかと
よく質問されます。
このあいだ上野のすり鉢山前に立っていたら
通りかかった小学生男子に
「あれなに?たむけん?」
といわれてしまいました。
たむけんて・・・
その日の帰り、
上野公園事務局にのぼりを返しにゆくと
係のおねえさんに
「あれはなんですか?ぶたですか?」
ときかれました。
たむけんとぶた・・・
この日、私の上に
なにか愉快なものが降りてきてたのでしょうか。
あらたにふたつのイキモノがくわわったなあ、
と帰路しみじみ考えていましたら、
あれ?!
ぶたはともかく
たむけんは、
マスクというより
どちらかとうと主体である
私をさしているのかと、
さすがにおとめごころが動揺しました。
めげずにがんばります。
T山さま、すこし前になりますが
演技とは関係のないお写真をおねがいしてしまい
大変失礼いたしました。
なにとぞお許しください・・・
S井さま、昨日は暑いなかをおつきあいくださり
本当にありがとうございました。
ご紹介いただいた画家の方のHP、
チェックしてみたいと思います。
I狩さま、先日いただいた人形劇のチケット、
スケジュール的にゆけるか心配になり、
知人のママと男の子に
贈答させていただきました。
夏休みのよい思い出に
きっとなると思います。
どうもありがとうございました。
こことはちがう場所へ
びゅーんとつれていってくれる
音楽があります。
管楽器のひと息、
弦楽器のひとふるえ、
歌い手のひとことで、
ふわっと空気が変わってしまうような、
ここがどこで
いまがいつだか
ふっとんでしまうような
そんな音楽は
高性能のジェット機とか
スポーツカーに
似ています。
瞬時に目的地につれていってくれて、
魔法とかじゃなく
高い技術と正確な整備に
裏打ちされているところが。
そういった
ハイクオリティなクリエイションに対する憧れは
増すばかり、
そこから自分がちまちまやっていることまでの距離は
いっこうに縮まらず・・・
今日もあたまを抱えながら
上野公園からの帰路、
よろよろカートをひきづりつつ
しょんぼり歩いていると、
家の前でウォークマンがシャッフルして
大好きな曲がはじまりました。
ああ、こんなふうに
だれかを一瞬で幸せにできるようなだしものを
生きているうちにやりたいものだ、と
すぐに気持ちを仕切りなおせてしまう私は、
脳の楽天野(そんなのないか)だけは
HQ(ハイクオリティ)なのかも??
お写真は
サッカー選手のジダンです。
私的にプレーヤー・オブ・HQです。
雨と雲のすきまを縫って
上野公園に立ってまいりました。
暑いなかを立ち止まってくださった方々
本当にありがとうございました。
タイトルとお写真は
ベルリンの妹へのおみやげにと取り寄せた
岸恵子さんの文庫本です。
国から派遣される人しか
外貨を持ったり
海外に行ったりできない時代に
フランスへお嫁にゆき
働く日本女性としても
パイオニアのような生き方が語られています。
内容が面白いのはもちろんのこと、
文章のながれてゆき方が
とてもここちよく、
この方と、
岸田今日子さんの書いたものを読むのが
一番の楽しみでした。
図書館の在庫をほとんど読んでしまい
すごく淋しくなってしまいましたが
きれいな日本語と
文学家とはまた違ったリズム感みたいなものが
なんとも知的で素敵なのです。
偶然にも、お二人ともイニシャルが
K.Kです。
あすは雨でしょうか・・・
写真右が姉ももえんぬ(辻桃江)
左がよしえんぬ(辻良江)
毎月1~2回のペースで
主に初台オペラシティ内サンクンガーデンに出没致しますのよ。
ご要望、ご用命があらば全国各地アナタの街にも参ります!!
どうぞよろしくお願いします!!
メールはこちらまで☆
momoano@gmail.com
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